「ジャーナリングを始めるね」そう言ってジャーナリング用のファイルを開いた。隣ではピーターさんがクリスマスを祝わない宗教の人にはデジタルクリスマスカードにどんな言葉を書いたらいいかを調べている。Googleは何でも知っている。
昨晩ピーターさんがウブドに到着したが、もうそれが遠い昔のようだ。あたかも2ヶ月半離れていた期間がないかのように感じるのは一緒にいる時間を味わいきっているからだろうか。
一人の時間よりも今ここにある時間を味わいきれていることは間違いない。ひとりでも今ここを味わうことはできる。しかしずっとそれができるかというと正直難しい。ぼーっとリラックスする時間も必要だが、知らないうちに始まるネットサーフィンは添加物まみれのファストフードを中毒になっていると気づかずに食べ続けているのと同じだ。大切な人と一緒にいるとスマホを手元に置かなくていいし、美しい景色をその場で一緒に味わうことができる。離れていても問題ないが一緒にいるとさらに楽しいよねというのがそれぞれ存分にひとりの時間を過ごした後の共通する感覚だった。
ピーターさんと一緒に過ごしているとその分ジャーナルを書いたりその他のアウトプットをしたりという時間は減り、以前はそれでいいのかなと感じるところもあったが、今は、今ある時間を楽しむ以上に大切なことはないと迷いなく思う。人生の中で優先すべきものは何か。パートナーや友達、家族など大切な人たちとお茶をのんだり夕日を眺め、食事を楽しむ。その時間を楽しむために人生はあると言ってもいいだろう。仕事も大切だが、人生の大半を使うべきことかといえばそうではない。
そんなことを考えているうちに日が暮れてきた。日が落ちるのとともに蚊も増えてきた。今日の夜はどこに食事に行こうかと言い始めた。数時間前に割とガッツリ食事をしたので食べ物はあまり食べなくていいが、クリスマスの雰囲気をのんびり楽しむことになるだろう。2023.12.24 18:44 Ubud Indonesia
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